酵素の種類と役割
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8月になりました。
院としての夏期休診はありませんので、安心してご来院ください。
さて、今回も酵素についてご説明したいと思います。酵素の種類には、体内で生成される「消化酵素」と「代謝酵素」、体外から摂取する「食物酵素」があります。
「消化酵素」は、食べ物から摂取した栄養素を分解する働きを担っており、唾液・胃液・小腸液などの消化液に存在します。
「代謝酵素」は、消化酵素によって吸収された栄養素を細胞に送り届ける役割を持っています。新陳代謝のサポートや血行促進、免疫力の向上、老廃物の排出などに関与しています。
「食物酵素」は、名前の通り食物に含まれ、酵素の働きをサポートします。
例えば、食物酵素が不足していると消化酵素の力で食べ物の分解・吸収を行わなければなりません。
一方、食物酵素をしっかり摂取していれば、食物酵素が消化を助けて消化酵素の減少を防げます。
食物酵素は代謝酵素には作用しません。しかし、消化酵素と代謝酵素を補う相互関係にあるので、消化酵素の節約により代謝酵素に余裕が生まれます。
食物酵素は体内で作用する酵素をアシストする大切な存在です。次回は、酵素を増やす方法についてお伝えします!